No.051 kloar クロアー

そっと触れる香りを、見つけて

こんにちは、マツザワです。今回は黒川温泉発のライフスタイルブランド Kloar(クロアー)の公式サイトをご紹介いたします。サイトを訪れた瞬間から、里山の香りと穏やかな空気を感じるような、そんな心地よさがありました。

ファーストビューから広がる世界観

「香りに呼ばれて、旅に出る」というキャッチコピーが、グッと胸に届きます。その言葉の余韻を引き継ぐように配された余白と、やわらかなフォント選び。上部メニューの整然とした構成も手伝って、静かな導入を感じさせるデザインでした。

No.051 kloar クロアー 歩道橋よりコルビュジェへ
No.051 kloar クロアー 歩道橋よりコルビュジェへ

シンプルな導線と明快な情報構造

「Introduction」「Products」「Brand story」「About us」「Contact」といった主要コンテンツが、シンプルかつ明快に並べられています。迷いなくサイトを巡れる設計で、じっくり読ませたいコンテンツに集中できるのが魅力です。

No.051 kloar クロアー 歩道橋よりコルビュジェへ
No.051 kloar クロアー 歩道橋よりコルビュジェへ

プロダクト紹介に宿る丁寧さ

「Hair & Body oil」は10mlで¥990(税込)。“こころと からだに 呼応する森の香り”と書かれた説明文が、とても印象的です。使用素材についても──「熊本県阿蘇産の無農薬米ぬか油」「自社の搾油機を使った低温圧搾法」「γ-オリザノールやイノシトールを含む成分」「手肌にやさしい無添加」──と、項目ごとに丁寧に記され、読むほどに信頼と高揚が湧いてきます。

ブランドストーリーの深みと情緒

ブランドストーリーでは、阿蘇・黒川温泉という場所の豊かな自然と歴史を背景に据えています。「筑後川の源流域」「阿蘇くじゅう国立公園に隣接」「年間約100万人が訪れる観光地」などの文言から、地域の厚みとブランドの根っこを感じます。さらに「宝」「価値」「記憶」を掘り起こし、新たな関係を編む──という表現は、サイト全体に静かに漂う詩情を強く印象づけていました。

About Usで語られる「ものづくり」の原点

「まちの約80%を森林に囲まれた小国郷」という地元の風景が静かに描かれ、「自然と人のつながりを丁寧に見いだし〜それが、私たちのものづくりです」という言葉へとつながります。そこには大げさではないけれど、強く静かな意志が込められていて、サイト全体を根底から支えるようでした。

Kloar のサイトは、言葉と余白が織りなす“静かな誘い”のデザインでした。過剰な演出をそぎ落とし、余白の扱い、タイポグラフィの丁寧さ、語られる素材の物語、そして地域とともにあるブランドの姿勢──これらがゆるやかに響き合い、訪れる人をそっと包み込むようです。自然と“呼応するような”あたたかさを、そのまま画面から感じさせてくれます。

 

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