No.061 丸岡城 北陸唯一の現存天守

歴史の重みが、語りかける。

こんにちは、マツザワです。今回じっくり眺めてきたのは福井・坂井市の誇る丸岡城の公式サイト。現存12天守のひとつとしての風格を、ウェブでどう表現しているかを、デザインの観点からゆるっと報告します。実物の“お天守”が持つ時間の厚みを、ページのつくりでどう伝えているか――そこを中心に見ていきます。

まず第一印象:写真と余白で“城の佇まい”を引き出す

サイトに入ってまず目を引くのは、大きめのビジュアルと適度な余白。丸岡城は二重三階の望楼型天守で、石瓦や野面積みの石垣といった“素材感”が魅力ですが、公式サイトの写真使いはその素材感を素直に引き立てています。余白があることで視線が写真に収束し、実際に現地で立っているような静けさが伝わる作りになっていました。

No.061 丸岡城 歩道橋よりコルュビジェへ|WEBサイト100選
No.061 丸岡城 歩道橋よりコルュビジェへ|WEBサイト100選

色とタイポグラフィ:落ち着き重視の設計

配色はアーストーン(石や木を想起させる色)をベースにしつつ、アクセントに城郭の白壁を生かす構成。文字組は可読性を優先したシンプルな体裁で、年齢層が幅広い来訪者に向けて丁寧に作られています。伝統を伝えるサイトではこうした“余計な主張をしない”選択が、結果として信頼感を生むことが多いです。

情報の整理:観光情報と歴史がわかりやすく分離

「歴史」「見どころ」「ご利用案内・体験」「アクセス」といった主要コンテンツがメニューで明確に分かれており、観光で訪れる人と歴史を深掘りしたい人、両方への導線が用意されています。観覧時間やアクセス、体験申込など実用的な情報は見つけやすくまとめられていて、観光サイトとしての基本をしっかり押さえています。

歴史を伝えるストーリーテリング

歴史や修復の物語(1948年の福井地震からの“奇跡の修復”など)はとても印象的です。公式サイト内でもそうした物語が丁寧に紹介されており、写真やテキストを通して“時間を旅するような体験”を感じさせてくれます。丸岡城という場所の奥深さに、自然と引き込まれてしまいますね。

No.061 丸岡城 歩道橋よりコルュビジェへ|WEBサイト100選
No.061 丸岡城 歩道橋よりコルュビジェへ|WEBサイト100選

モバイルとレスポンシブ対応

モバイル表示でも写真は効果的にリサイズされ、主要情報もリスト化されて見やすく設計されています。観光前にスマホでチェックする人が多いことを考えると、この安心感はとても大切。どの環境から見ても情報がしっかり届くよう工夫されています。

アクセシビリティへの配慮

文字のコントラストや代替テキストなど、利用者を意識した配慮がきちんとなされており、多くの人が安心して利用できる設計になっています。さらに英語ページも用意されており、観光で訪れる海外の方にも門戸が開かれているのが嬉しいポイントです。

サイト体験を彩る小さな工夫

  • 天守の紹介ページに歴史を写真とともにじっくり読み進められる流れがある。
  • 季節イベント(桜まつり等)がしっかり案内されており、訪問する時期を想像しやすい。
  • 英語ページも整備され、海外からの観光客にも親切。
  • アクセスや利用案内が簡潔で、訪問前の準備がスムーズ。

まとめ

丸岡城の公式サイトは、素材感を大切にした静かな佇まいの設計で、現地の雰囲気を丁寧に伝えています。歴史的価値や“奇跡の修復”といった物語が豊かに描かれ、訪問前から期待感が高まるサイトでした。全体としては信頼感があり、観光案内サイトとしての役割をしっかり果たしている印象です。

 

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