ここのうどんは、生きている。
こんにちは、マツザワです。今日は丸亀製麺の公式サイトを、情報設計やUIの目線でじっくり眺めてみました。コピーから導線、語り口まで「できたての湯気」が立ちのぼるような、手触りのあるデザインでした。
強いコピーで惹きつけるファーストビュー
ファーストビューに掲げられた「ここのうどんは、生きている。」というコピーが、サイト全体のトーンを決定づけています。余白をいかしつつ太めの書体で視線を捉え、写真や動画の“熱”とテキストの“芯”が心地よく共鳴。最初の数秒で「ここは手づくりの現場だ」という期待値が立ち上がります。
食べる体験に寄り添うナビゲーション設計
グローバルナビは「うどん」「天ぷら」「ご飯もの」など、実際の店舗体験の流れに寄せた分類。カテゴリ名が具体的で、探しやすい。メニュー詳細に潜るほど、写真・価格・栄養情報が無理なく整理され、迷子になりにくい情報設計です。

“こだわり”コンテンツでブランドの深度をつくる
「うどんへのこだわり」「麺職人たち」などの読み物系セクションは、ブランドの背景を丁寧に言語化。製麺の工程、素材の話、現場の手つきまで想像できる写真と文章量で、広告コピー的な一言で終わらせない“納得感”を生んでいます。

行動につながる導線が親切
- お店を探す:位置情報や条件検索がシンプルで、目的地まで最短。
- お持ち帰り:注文手順や受け取り方法が明快。初めてでもハードルが低い。
- 公式アプリ・キャッシュレス:来店前に知っておくと得な情報を一箇所に集約。
「次に何をすればいいか」が常に視界に入り、ユーザーの躊躇を最小化する配置です。
視認性を優先したフッターとサイト全体のトーン
フッターは会社情報、採用、FAQなどを整理して並べ、余計な装飾を排して可読性を確保。全体のトーンは“熱量は高いが押しつけがましくない”バランスに振れており、写真の温度感と文章の丁寧さがブランドの実直さを裏打ちしています。
デザイン面の注目ポイント
- コピーの強度:ファーストビューで世界観を一発で伝える。
- 情報設計:店舗体験に沿ったカテゴリ設計で迷いを減らす。
- 読み物の厚み:“手づくり”の根拠を写真とテキストで丁寧に可視化。
- CTAと導線:検索・テイクアウト・アプリなど行動に直結。
- 可読性重視:余白とコントラストで視線をやさしく誘導。
まとめ:湯気までデザインする
丸亀製麺のサイトは、メニュー訴求だけで完結させず、作り手の体温や現場感を“設計”で伝え切る構成が秀逸でした。ビジュアルで惹き、情報で納得させ、導線で背中をそっと押す。湯気の向こう側にあるストーリーまでデザインしている——そんな印象です。
それでは、マツザワでした。次は季節限定メニューの見せ方についても、別記事で掘ってみたいですね。