No.049 TOYOTA connected Design

 デザインで、未来をつなぐ

こんにちは、マツザワです。
今日は TOYOTA connected Design の公式サイトを眺めてきました。未来のモビリティ体験を描く組織らしいサイトですが、特に印象的だったのはイラストの使われ方です。

柔らかな手描き風イラストがつくる親近感

サイトの随所に登場するイラストは、きっちりとした写真だけでは伝えきれない“柔らかさ”を添えています。人物やアイコンが手描き風に描かれていることで、専門的な取り組みの紹介もぐっと親しみやすく感じられるんです。企業サイトにありがちな“堅苦しさ”が薄まり、読んでいて気持ちが軽くなるところが魅力でした。

No.049 TOYOTA connected Design 歩道橋よりコルビュジェ
No.049 TOYOTA connected Design 歩道橋よりコルビュジェ

モノトーンに映える赤とイラストの組み合わせ

全体のトーンは黒と白を基調としたシンプルな設計。その中でリンクや強調部分に赤が差し込まれています。この赤とイラストが並ぶことで、視線を自然に誘導しつつ、堅さに傾きがちな情報をやわらかく見せているのがとても巧みでした。未来的なテーマと、温かみのあるビジュアル表現の両立がここにあるように思います。

動きのある演出で、サイト全体が軽やかに

イラストは静止画として置かれているだけではなく、スクロールや切り替えの中で少しずつ動きを持たせて表示されます。ほんのわずかなアニメーションですが、それがあることで“未来”を扱う組織らしい軽やかさが出ているように感じました。動きと静止がほどよく混ざり合うことで、読み手の集中が途切れずに続いていきます。

メンバー紹介ページに宿る“人の顔”

「Members」では、ひとりひとりのメンバーが名前とともに紹介されています。写真や経歴だけでなく、その人のキャラクターをイラストや短い文章で表現しているのが特徴的。デザイン組織と聞くと少し遠い存在に思えますが、ここでは“顔が見える”ことで急に距離が縮まったような感覚になります。人を前に押し出す姿勢は、デザインの根っこに「生活者との共感」があることを感じさせます。

プロジェクト紹介ページで広がる世界観

「Projects」には、未来のモビリティに関する実験やコラボレーションが並んでいます。V2HのリサーチやエシカルMaaSといった社会的テーマから、教育機関との産学連携、さらには食品メーカーと取り組んだユニークな事例まで、多彩なラインナップ。その一つひとつがイラストを交えて語られることで、専門的な研究活動であってもスッと理解しやすくなっています。読んでいて「こんなことまでデザインの領域に入るんだ」と気づかされる瞬間が多くありました。

No.049 TOYOTA connected Design 歩道橋よりコルビュジェ
No.049 TOYOTA connected Design 歩道橋よりコルビュジェ

イラストが果たす役割

単なる装飾ではなく、プロジェクトやメンバーを紹介する“語り手”のような役割をイラストが担っていました。難しいテーマでもすっと理解に寄り添えるのは、このイラストレーションのおかげだと思います。機械やシステムを前にしたときに生まれる心理的な距離を、やさしく埋めてくれているような存在です。

モビリティという大きなテーマを扱うサイトですが、赤とイラストをうまく効かせることで、訪れる人を緊張させないやさしさが加わっている。TOYOTA connected Design のサイトは、そんな印象を残してくれました。デザインという言葉が、“未来を美しく整える技術”だけでなく、“人をそっとつなぐ営み”なのだと改めて感じさせてくれる場所です。

歩道橋よりコルビュジェへ | WEBサイト100選 -TOPに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です