No.048 暖簾 中むら

伝統とモダンが織りなす「暖簾」の世界

こんにちは、マツザワです。
今日は様々な空間装飾で品格のある素晴らしい暖簾を制作している会社、「中むら」の公式サイトをのぞいてみました。日本文化を象徴する“暖簾”をモチーフにしたデザインがとても印象的で、思わずじっくり眺めてしまうようなサイトです。

サイトを開くとまず目に入るのは、暖簾がふわりと揺れる映像。その静かな動きに品格があり、同時に「迎え入れる」「空間を仕切る」といった暖簾本来の文化的な意味合いが自然に伝わってきます。もうこの時点でブランドの世界観にすっと引き込まれてしまうんです。

色彩設計とタイポグラフィ

配色は深い藍色や墨色を基調に、文字にはゴールドやホワイトをあしらい、落ち着きのある高級感を演出しています。背景の余白を大きくとったデザインは、まるで現代的な和紙に言葉を置いたかのよう。シンプルなのに品があって、伝統工芸の持つ価値を視覚的にしっかり補強していると感じました。

No.048 暖簾 中むら 歩道橋よりコルビュジェ
No.048 暖簾 中むら 歩道橋よりコルビュジェ

インタラクションと構成

大きな見出しや余白を活かしたページの構成は、スピード感よりも「余韻」を大切にしていて、ユーザーにゆったりとした時間を味わわせてくれます。スクロールとともに現れる写真やテキストは、まるで暖簾の布地をめくるような感覚。サイトを操作しているだけで、このブランドが大切にしている世界観を体験できるようになっています。

特に「生地見本」のセクションは秀逸で、素材のテクスチャが正方形のグリッドに整然と並べられており、直感的に比較・鑑賞できる仕組み。伝統工芸の“質感”をデジタルで表現するチャレンジがしっかりと形になっています。

No.048 暖簾 中むら 歩道橋よりコルビュジェ
No.048 暖簾 中むら 歩道橋よりコルビュジェ

総評

「暖簾の中むら」の公式サイトは、ただの企業サイトではなく、日本文化を現代のウェブデザインで再解釈したアートワークに近い存在です。映像・色彩・タイポグラフィ・インタラクションが一体となり、伝統の重みとモダンな感覚が調和しています。ブランドの哲学を体験としてそのまま落とし込んだ、とても美しい好例だと思いました。

歩道橋よりコルビュジェへ | WEBサイト100選 -TOPに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です