空の上の水族館、そのWEBにも「ゆらぎ」が宿る
皆さんこんにちは、マツザワです。
今回は、池袋のランドマーク的存在「サンシャイン水族館」の公式サイトを、WEBデザインの観点からじっくり拝見してみました。
水族館のWEBって、わくわくと癒しのバランスがとっても大事だと思うんです。リアルで感じる“あの空気感”を、画面越しにどう伝えるか――そのあたり、サンシャイン水族館はかなり巧みに設計されています。
「青」が誘う、心地よい浮遊感
まずページを開いた瞬間から目に飛び込んでくるのは、青を基調とした涼しげな色彩。
トップページでは、深海のような濃いネイビーから明るい水色へのグラデーションが、まるで水中を潜っていくような感覚をもたらします。
さらに注目したいのが、コンテンツの枠や見出し部分にあしらわれた“波のようにゆらぐライン”。直線ではなく、わずかに揺れるようなカーブがあちこちに使われていて、まるで水の中にいるような「ゆらぎ」の演出がされています。
この揺らぎが、無意識のうちに「水族館らしさ」を感じさせてくれる仕掛けなんですね。
魚たちの世界へ、深く潜る個別ページ
情報設計の面でも、サンシャイン水族館のサイトはとても親切です。
「生き物図鑑」のページに進むと、魚や海獣、は虫類にいたるまで多彩な生き物たちが分類されていて、そこからさらに個別ページにジャンプできます。
この個別ページがまた、よくできていて。
・写真が大きくてきれい
・「どんな生き物?」「どこで見られる?」といった項目で生態をわかりやすく整理
・豆知識的なエピソードもちらっと載っていて、読んでいて飽きません
ビジュアルと情報のバランスが絶妙で、まるで「一匹ずつと出会っていく」ような感覚に。実際の展示とリンクしているのも、来館前のワクワクを高めてくれます。
UIの工夫にも“水中らしさ”を
ナビゲーションの設計も好印象です。
メニューはトップに固定されていて、スマホでもスムーズにアクセス可能。さらに、ページ内のボタンがほんの少しアニメーションするのですが、その動きが「ポコッ」「ふわっ」としていて、どこか水の中を漂う泡のよう。
全体として、視覚・操作感・情報の構造が「水」をテーマにしっかり統一されていて、まるで画面越しに水槽をのぞいているような静けさと好奇心を感じさせてくれます。
おわりに――サイトから始まる、小さな冒険
サンシャイン水族館のWEBサイトは、単なる情報の詰め合わせではなく、「行ってみたい」「この子に会いたい」という気持ちを自然と引き出してくれる仕組みが、いろんなところに散りばめられていました。
都市型水族館としての個性をデザインにもきちんと落とし込みながら、訪問者を「水の世界」へいざなう導線を丁寧に紡いでいます。
次の休日、ふと思い立って水族館へ――そんな一歩の背中を、そっと押してくれるWEBサイトです。
それではまた、次のデザイン探訪でお会いしましょう。
マツザワでした。